春の匂い
春の匂いがするようになって、気温だけでなく嗅覚でも春を感じられるようになった。
私にとって春の香り、沈丁花の花があちこちで咲き出している。この花との出会いは保育園の門に植わっていたことだ。小学校にも植わっていた。卒業の季節になるとこの花の匂いがするので春のイメージなのだ。
時間があるときに見つけると、つい立ち止まってしまう。今日も三箇所ほどで立ち止まり、写真を撮ったり匂いを嗅いだりした。
この花はあまり近くで嗅がない方が香りを楽しめると思う。秋に咲く金木犀と同じで、いい匂いだからといって近づきすぎると香りが強すぎてしまう。どこにあるんだろう?とふと感じるくらいふんわり香るくらいが一番良い。
花言葉は「栄光」「不死」「不滅」「永遠」
カレーと唐揚げ
今週のお題「給食」
子供の頃好きだった給食の献立。私はみんなと違っていた。わかめご飯、色の濃い味噌汁、茹でただけの味のないキャベツ、ソフト麺、コア。
なぜみんなと違うと知っていたかというと、セレクト給食という全校生徒のアンケートによって献立が決まる制度があったからだ。一位になる献立は決まってカレーライスとか唐揚げと雪見だいふくだった。
義務教育の間に何度もあったセレクト給食だが、カレーと唐揚げは不動だった。私はわかめご飯が一位になる事はないと分かりつつも好きなメニューを書き続けた。わかめご飯が好きな子供もいるのだと誰かに伝えたかったし、私がわかめご飯と書いたところでカレーと唐揚げの地位が揺らぐわけではないからそれでいいと思っていた。
今もセレクト給食は存在しているのだろうか。給食の献立は進化しているのだろうか。給食という響きを懐かしいと思う私はもうすっかり大人だ。